私たちは、2021年10月にパリ郊外に一軒家を買いました
それまでに至った経緯と、フランスで家を借りる際のステップなどをこの記事に書きます
フランスで家を買う
借りていたアパートに住み約2年が経ち、特に不自由は感じていなかったのですが
私たちが住んでいる地域の家の金額が年々上がっている話を聞いて
と主人と話していました
ちょうどロックダウン中で、休暇はとったけどどこにも行けない2週間があって
アパートを探す際も使った、SeLoger や他のサイトを見ながら、家を探しはじめました
全体的な時系列
私たちが家を買った際の時系列とステップをまとめます
- ステップ1:家の条件を決める、内見(2021年4月-5月)
- ステップ2:銀行でローンの金額を確認(2021年5月)
- ステップ3:家を決める(2021年5月後半)
- スッテプ4:公証人(仏語:notaire)と初回面談(2021年7月)
- ステップ5:銀行でローンを組む(2021年7月)
- ステップ6:本契約と鍵の受け取り、鍵をもらった次の日から引越し開始!(2021年10月)
それでは、各ステップのもう少し詳しい情報を書きます
家を買うまでのステップ
ステップ1:家の条件を決める
私たちが家を買う時に決めていた条件はこちらです
2. 庭付き(犬がいるので、できれば閉鎖的な空間)
3. 居間(仏語:Salon)とキッチン(仏語;Cuisine)とは別に部屋数は3つ以上
4. 風呂釜があったら最高
5. パーキング有り
6. 予算以内
まずは居間賃貸でお世話になっているエージェントの事務所(アパートの向かいでした笑)
に、相談しに行きました
良い条件のところは、情報がでて、その日のうちに決まってしまうこともあるとのことで、
私たちの条件にあった物件があったら電話で連絡をしてくれることになりました
結局このエージェントから買うことは無かったのですが、何件も一緒に内見をしてくれて
ありがたかったです 🙂
ステップ2:銀行でローンの金額を確認
私たちが使っている銀行の支店がアパートから駅までの間にあったので
すぐRDVをとって(フランスの銀行はその日に問い合わせをしても通してくれず、事前に予約をとるのが一般的です)
担当の方とお話しをしました
その日は、まだ実際に購入する家の金額もわかっていないので
だいたい給与から、どれくらいのローンが借りれるのか、予算がいくらぐらいなのかを教えてもらいました
ステップ3:家を決める
当初、アパートか一軒家、どちらでも条件が合う方でいいよね、と主人と話していたので
アパートも6軒ほど、一軒家も6軒ほど内見しました
その中でも新築は2軒(アパート、一軒家)
市場はほぼ中古のもので、ほぼ全ての物件がまだ住んでいる方がいらっしゃりました
リノベーション文化のフランスなので、一軒家も古いものが多く
中には、予算は大丈夫だけど、内装工事をたくさんしなくちゃいけないから
お金がかかりそう、、、なんてところもありました
主人は毎日のように、色々なサイトを見てくれてLINEに転送してくれました
そんなある日、好条件の一軒家を個人サイトで発見してきた主人
すぐ電話で問い合わせしてくれました
ワクワクしながら、内見に行きました
私たちの条件に全て当てはまっている一軒家
ここだ!って主人とすぐ合意しました
予算も大丈夫そうだったので(銀行で事前に確認してたこともあり)
すぐに決めたいとお伝えしました
ちなみに私たちが内見1組目、その日以降に7件の内見予定が入っているとのこと
私たちが最優先とのことで、内見が無事終わりました
スッテプ4:公証人(仏語:notaire)と初回面談
フランスで家を買う際には、日本の司法書士のような専門家、公証人(ノテール)が必ず間に入ります
パリの公証人は、予約がなかなか取れないとのことで、我が家は車で約1時間ほどのところにある
公証人のところで予約をとれました
それでも約1ヶ月半後の予約となりました
当日は売主、不動産業者、私たち夫婦が公証人の事務所に向かいました
その時初めて売主のご夫婦にお会いしたのですが、アジア(カンボジア)のご夫婦で、
息子さんが4人大きくなってきたからもう少し大きい家に引っ越すとのお話でした
感じの良い方たちで、待ち合わせの部屋で少しおしゃべりをして待っていました
時間になって、部屋に通されてたあと、公証人が作成した書類に目を通しました
公証人が、書類をほぼ全て読み上げ、私たちの名前、生年月日、現住所等の情報、家の金額に
間違いがないかどうか確認し署名をしました
不動産に提示された金額には、不動産の手数料が入っていましたが、
それに公証人の手数料(通常物件価格の約2.5~7%)がプラスされた最終金額がわかりました
そして仮契約書(仏語Avant-Contrat)を受け取りました
またその日の経費(公証人に対しての作業料)を数百ユーロ、小切手にてお支払いしました
約1時間半ほどの滞在で終わりました
ステップ5:銀行でローンを組む
最終金額が分かったので、今後は銀行でローンの確定をしました
- 身分証明書(主人はフランスのID、私はパスポートと当時の滞在許可書(仏語;Carte de sejour)
- 婚姻証明書(仏語:Certificat de mariage)の翻訳(在フランス日本大使館にて翻訳をしてもらったもの)
- 昨年の納税通知書(仏語:Avis d'impôt 2020 sur les revenus 2019)
- 過去3ヶ月分の給与(主人と私)
- 会社の契約書(主人と私)
- 前月分の銀行明細
- 仮契約書(仏語Avant-Contrat)
上記の書類は、私たちの場合ですので、参考程度にしてくださいね
実際に銀行に問い合わせていただくのが一番良いと思います
ちなみに、フランスあるあるですが
一度目に提出した書類はまた次の回で提出を求められることもあります
私たちの場合は、給与明細を何度か提出し直しました
常に一部コピーしておくか、いつでも印刷できるようにしておきましょう!
ステップ6:本契約と鍵の受け取り
まず、公証人との次回のRDVが決まった時点で、銀行に連絡を入れました
頭金をその日までに入金してもらうためです
(本契約の日は、だいたい初回から3ヶ月先が一般的なようです)
予定していた日に、主人が
と言っていたので、ワクワクしていました
公証人の事務所につき、書類を全て確認しました
最後にみんなが署名をして、無事に終わりました
ストレスはなかったですが、聞きなれないフランス語が多いので、
気が張っていました
最後に元家主から、全ての鍵をもらい、不動産屋からはシャンパンをいただきました
10月なかばに本契約が終わり、アパートは月末までの契約だったので
両方を行き来しながら、引越しとリノベーション作業がはじまりました
当時リノベーションはそこまで必要ないかなーって思っていたのですが
約数ヶ月つづきました、、、、
今もリノベーションしたいところはありますが、
ゆっくり進めていく予定です
家を買ってみて
家を買うと決めてから、約半年で家を購入する形になりました
日本で家を購入したことがないので比べることはできませんが
フランスは書類が多いです
そして一つ一つのステップに時間がかかりますね
家を購入する際に、元家主さんが、
キッチンや電気家電をそのまま置いていきました
最初は喜んでいたのですが、キッチンは古く
新調しようと主人と話合い、変えることにしました
今後は、リノベーションの件も少し記事にしょうと思います
最後まで見ていただきありがとうございます 🙂